今回は除草剤の有効成分についていろいろ語ってみます
草刈り本舗桐生です。
突然ですがまずは↓の画像を見てください
普通の方なら何の変哲もない雑草の画像に見えるでしょうが私達除草業者から見ると
あまり見たくない厄介者の画像なのです
その名はツユクサ(葉の大きい方)にスギナ(葉の細い方 つくしの親)です!
こちら年数回当店が除草剤散布でお邪魔してます四日市市のとある現場なのですが
散布している薬剤が毎回同じにしていた結果その除草剤の有効成分に耐性のあるこの二種類のみが残った
いわばふるいにかけられた状態になってしまったのです
少し難しい話になるのですが除草剤には大まかに2種類あり
非選択性と選択制の物があります
非選択性とは一般の方々が使用している代表的な商品名で言うと『ラウンドアップ』などが有名です
非選択の名の通り無差別に雑草を枯らす有効成分が入っていますが
上記で言いました通りそれも万能ではないのです
さらに細分化するとその有効成分にも何種類もあり今回の様に
同じ有効成分のみを使用しているとある特定の雑草のみが残るという結果になるのです
そしてその逆の選択性はというと主に農産物の生産現場で使用されているもので
あまり一般の方々には馴染みのないものになってきます
あえて言うならば芝生(イネ科)の植物には効きにくくそれ以外の雑草を枯らす製品がそれにあたりますね
これらはどちらかといえば玄人向けの除草剤で気温や作物の状態によって散布濃度を調整する必要があり
濃すぎると対象の雑草以外も枯れてしまいますし
薄いと対象の雑草は枯れないと使いこなすのが困難な製品が多いのが事実ですね
そもそも除草剤と一口に言っても今の所万能なものは無くこの雑草にはこの成分では効かない
ではこちらの成分でという選択が必要になってきます
人間で言うと腹痛の時に風邪薬を飲んでも無意味ということです!
話が少し脱線しましたがこの2種類の雑草はそもそも非常に除草剤に対しての耐性が強いので
今回は違う成分の物をいつもより濃いめで散布しておきました
『雑草魂』という言葉がある様にいやはやものすごい根性ですね私も見習いたいものです(笑)